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Tae

Author:Tae
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人生を楽しむっていうのは、こういうことなんだ

ものすごいポジティブなエネルギーを全身から発している人って、いるもんだ。今教えているクラスにいる、60は過ぎていると思われるオーストラリア人男性。私よりも背が低いくらいの本当に小柄なおじさんなんだけど、太陽のような明るくて楽しくて温かいエネルギーを体中から発している。いくつになっても新しいことを学ぼうという、彼の人生に対する前向きな姿勢には、心から脱帽。そこには気張りとか意地とか固定観念とかそんなものはこれっぽっちもなくて、スポンジのようになんでも吸い込む柔らかい頭と心があるのみ。彼に接すると、「ああ、人生を楽しむっていうのは、こういうことなんだ」と思わずにいられない。自分の30年後なんて考えることはちっともないけど、彼を見ていると、年を取ることに対して夢と希望と勇気が湧いてくる。

同じように私にエネルギーをくれる人がいる。不思議なことに彼女もオーストラリア人で、もう15年以上も前に出会った人だ。もう60はとうに過ぎている彼女は、10年以上も前に白血病になった。自分がそんな重い、それも不治の病にかかったと知ったら、どうするだろう。彼女は、世界中で行きたかったところを旅することに決めた。どこに行くかリストを作って、毎年毎年、休みのたびに異国の地を踏んだ。エジプト、ブルガリア、カナダ、南極(!)・・・彼女からもらう手紙には、いつも次の旅行のプランが書いてあった。

その彼女と、このお正月に久しぶりに手紙を交換した。相変わらずの力強い字で、自分の病が進行していてもう飛行機、電車、バスなどの公共交通機関が使えないため、海外旅行ができなくなったことが書いてあった。公共の場ではいろんな菌やウイルスに感染する可能性があるからだ。健康体だったらなんでもない程度の菌でも、免疫力の落ちている彼女にとっては命取りとなりかねないのだ。

自分の作った旅行リストを制覇した彼女は、今、車での国内旅行を楽しんでいる。劇場などの人が多いところも禁止されているのだけれど、ボックス席でマスクを着用しての観劇だったら許されているということで、オペラやバレエを愛する彼女はチャンスを作っては劇場へと足を運ぶ。

彼女の手紙にはこう書いてあった。

「自分がもう出来ないことについてあれこれ思い悩むのではなく、今出来ることについて考え、行動しています」

彼女には、思い悩んでいる時間はない。命には限りがあるということを、彼女は誰よりもよく知っている。彼女と手紙を交換するたびに、彼女のその強さと前向きな精神に心を打たれる。人生を楽しむっていうのは、こういうことなんだ。

つれづれサタデー

TSUTAYAの旧作100円キャンペーンで、ガラガラの棚にかろうじて残っていた「おくりびと」を借りる。アカデミー賞外国語映画賞も受賞した本木雅弘主演の話題作。

本当にいい映画だった。役者のひとりひとりがとにかく素晴らしかった。本木雅弘の演技は初めて見たけど、シリアスな中にもコミカルさを出すことの出来るいい役者だなと思った。そして社長役の山崎努が、ものすごかった。役柄的にもなにかこう超越した人物なんだけど、演技がまたすごかった。いまひとつだったのが、広末涼子。頑張って熱演してはいるんだけど、あんまりのブリッコぶりが、声から話し方から仕草まで私的にNG。しかしああいう人は一般的にいるのかもしれない。ただ私の趣味に合わないだけで。

まぁ、とにもかくにも久しぶりに見た日本映画。面白かった!本木雅弘演じる主人公の元チェロ演奏者が、訳のわからぬまま「納棺士」という未知の世界に飛び込んでいくという話だが、納棺士が遺体を清めて棺に納めていく姿は美しく、どこまでも優しい。

大学時代の長年の友と期せずして再会!久しぶりに帰国しているということで、当日の朝連絡して数時間後には上野で会っていた。このフットワークの軽さがとにかく嬉しい。一緒に我が弟の卒業制作の展示を見に行き、その後駅前のスペイン風バールでとりとめのない話を数時間。友っていいなぁ。

さらに、何でもツレヅレ

2週間ぐらい前に買って、途切れ途切れに読んでいた村上春樹の「1Q84」を、ここ数日で(自分にしては)集中読み。といっても、まだ2冊目の途中だけど。3冊目が出るのは4月とのことで、もっともっとチマチマ読むべきかなぁとも思ったけど、飽きる前に読んでしまうべし。だって、読書モードから外れると全く活字を読まなくなる自分を知っているから。

で、スタバに入って2時間ぐらい村上ワールドに浸ってたわけだけど、閉店時間になったので本を閉じて店を出て、「春一番?」というような強風に逆行してテクテク歩き始めた。すると、なんだか頭の中の考えが全て「村上調」の文体になって脳をグルグル回っていることに気付いた。あの、独特の文体で、ところどころ太字になって。ふーむ。

最近気に入って、自分でも呆れるほど繰り返し聞いている「Bill Evans Trio」のアルバム「Waltz for Debby」。これを朝一番に聞いて家を出ると、しばらくは(時には一日中)そのピアノとベースとドラムのトリオが奏でる軽やかで気の利いたジャジーな音が、頭の中をホップ、ステップ、ダンス、ダンス、ダンス。

「気の利いた」という言葉はどうしてなかなか好きな言葉だ。最近DVDで観た「モンターニュ通りのカフェ」というフランス映画は、私の感ずるところの「気の利いた」映画だった。

アイ・ラブ・エコベール

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洗濯用と食器用は前から愛用していたECOVERの洗剤。最近気になっていた「All Purpose」という万能タイプを買ってみた。レンジ周り、ドア、ガラス、窓、床、とにかく何にでも使えるらしい。汚れによって薄めて使ったり原液で使ったりして調整する。

ECOVERの製品は、肌にも環境にもやさしくて大好き。この万能タイプはどうかな〜。さっそく使ってみた。使い心地は・・・100点満点!使っているとき洗の浄力はそれほど感じないんだけど、使った後のスッキリ感が素晴らしい!全てのものが「シャキッ」としてシャープになるかんじで、自分が掃除の達人になった気がする。えっへん!爽やかなレモンの香りもいい。

苦手な掃除がちょっとだけ楽しくなった。

思ったことなんでもツレヅレ

珍しく母が映画を見に行こうと言うので、銀座に行った。母だけかと思ったら、「置いてけぼりにしないで〜、おいらも連れてって〜」と父も来た。期せずして親子三人銀座でデート(三角関係か??)。

見たのは、クリスティーン・スコット・トーマス主演の「ずっとあなたを愛してる」。ハリウッド映画で活躍してる英国人女優なのですっかりハリウッド映画かと思ったら、フランスの映画だった。ラスト30分ぐらいは涙が止まらなかった。出てくるキャラクターの一人ひとりがそれぞれに人間味溢れてリアルでそしてとてもやさしくて、久しぶりに見た本当によく出来た映画だった。俳優も皆とてもよかった。

MUJIで前から気になっていた壁に取り付ける棚をふたつ購入。早速取り付けてみた。まるで何事もなかったかのように、一瞬で壁にスマートな棚が出来た。すばらしい!!これで行き場のなかったアクセサリーたちが市民権を得、床に投げ出されていた本がベッドサイドテーブルならぬ、ベッドサイド棚の上へと昇進。MUJIよ、ありがとう!!

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ここ数ヶ月で本当に太ってしまったことに軽いショックを受け、とにかく「歩く」を実行開始。恵比寿から家まで1時間かからないくらい。目黒からは50分ぐらいかな。歩くっていいな、と、久しぶりに思う。歩いていると思考が活性化していくのがわかる。何も考えずに歩き始めてテクテクテク・・・とやっていると、いつの間にか面白いほどいろんなことを考えていたりする。そして冬の夜空の下、身体がだんだん温まってじんわり汗ばんでいく。

このウォーキング・ルートの途中にある、何年も前に一度だけ入ったことがあるカフェ。いつも通りがかるときは深夜近くて閉まっているけど、今日ははやかったのでやっていた。タリーズやスターバックスも道中にあったけど、出来ればチェーンのよりも個人経営のカフェに入りたくて、だからやっていて嬉しかった。大きいボールになみなみ注がれて出てきたカフェ・オレを飲みながら、世間の波に100歩ぐらい遅れて読み始めた村上春樹の「1Q84」を開く。

私がいた1時間半の間に、常連と思わしき年配の女性がひとり、そしてこれまた年配の男性がひとり来店。それぞれがそれぞれに、いつも頼むらしきメニューを頼んで、スタッフと世間話をして帰っていった。なんともゆったりした、静かでやさしい時間が流れた。テーブルに置いてあるジャーに入ったチョコチップクッキー(会計時に何枚食べたか自己申告する)は、思いっきり家で作ったホームメードの味がして美味しくて懐かしかった。

帰りにはスタッフが割引チケットをくれて、また来てくださいと笑顔で送ってくれた。また来たい、と思った。

クルム伊達公子が、オーストラリアの大会で予選3回戦を見事勝ち抜き、本線に出場。今日行われた本線1回戦で、ランキング20位のロシアの選手をこれまた下し、明日の2回戦へ。39歳になって、試合の相手は自分の半分以下の年の選手もゴロゴロいる中で闘志を燃やし続けるのは、並大抵のことじゃない。応援しています。がんばれ!

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