三つ子の魂

火曜日に始まった学年末試験も残すところあと1日、ファッション画の試験のみとなった。

既に終了した6教科の手ごたえは・・・
うー、うー。

約10年ぶりとなる「試験」を受けて実感したことは、自分の脳が学生時代から確実に衰えているということ。「勉強」という言葉が完全に消えた怠惰な生活を送ってきた結果である。まぁ、もとから冴えてる脳とは言いがたいけど。

それにしても久しぶりの「試験」は、いろんな意味で懐かしく、そして新鮮だ。いつも散らかし放題の部屋を試験前日になって急に掃除したくなるのも、さんざん怠けておいて一夜漬けで苦しむのも、そしてそんな自分がイヤでイヤでたまらないのも、全く変わってない。なんとも情けないながら、懐かしく、年月を経て新鮮なのだった。おめでたいこっちゃ。

そして結果はともあれ、試験が終わったときの天にも昇る爽快感。忘れていたこの至福のひと時も、ばっちり健在だった。

雨の月曜日

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自動横編機でワンピースのスワッチ編立て実習をしていたところ、突然「ガガガガガッ」とすごい音が鳴った。「あれ?」と機械の中を覗くと、異様に盛り上がった編地の上を、悲痛な音を立てながらキャリッジが行き来している。

こりゃまずい!と編機を停止させたときには、時すでに遅し。機械の傍にいながら張り付いて見ていなかったことと、音が出てから停止するまでの反応の遅さがたたり、約50本の針を折るというギネス級の大惨事を起こしてしまった。針は1本100円。10本以上は自費で弁償。ひぇ〜!

「1本折っても100本折っても同じ。折ること自体がいけないんだから。1度やったらもう懲りて2度とやらないから大丈夫」と先生から教訓&慰めのお言葉をいただきました。

1本も100本も同じ…確かにそうかもしれないけど、私の寂しいお財布ちゃんにとっては天と地の差なのだった。
あぉ〜〜〜!

入力したデータにさほどの間違いはなかったため、事故の原因はいまだ不明だけれど、今回の失敗で学んだことは、編立て中はとにかく機械にへばりついて見ていること。そして、異変が起きたと同時に作動を停止すること。

もう2度と、2度と同じ間違いはいたしませぬ!

はろーサマー

今学期最終日。午後は学校総勢で年に一度(と希望する)の大掃除。毎日掃除はしているものの、糸くずパワーをなめるべからず。普段はとどかない、かゆ〜いところに山と積もったチリを一掃する。

それにしても、はやかった3ヶ月。「あっ」という間もなく、1学期は5倍速?というほどの超スピードで過ぎていった。現在2年生は就職活動も終盤に差し掛かり、順々に行き先が決まりつつあるようだ。これが1年後の我が身?と思うと、ぼ〜っとしている暇はない!と、焦りの波が押し寄せる。ざっぱ〜ん。

とりあえずは、目先にある夏休みの宿題をやっつける。まさに高校以来12年ぶりの「夏休みの宿題」だ。ダー!

宿題のひとつに、皮と糸の「異素材組み合わせ」のデザイン考案がある。ということで、全員に配給された豚皮4頭分。「豚ちゃんが命張ったのだから、上手に使ってください」とは先生。確かに、皮の重みは糸の重みとまた違う。ずしっ。


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とても薄くて柔らかい豚皮。いろんな色から、ベーシックなこげ茶を選択。

糸に恋して

毎年恒例ということで、校長先生のご自宅に糸をもらいに生徒全員でぞろぞろそろ。糸倉庫の棚には、上から下まで、端から端まで、糸がびっしり。棚と棚の間の狭い通路を全校生徒18人でうろうろうろ。2年生は慣れたもので、あっという間に糸を選んで去っていく。どんな糸を選んでいいものやら検討がつかない1年生は、いつまでたってもあっちにうろうろ、こっちにうろうろ、徘徊すること1時間超。

やっとこさ糸を選んだら、特大ダンボールに詰め込んで、自分の家に送ってもらう。こら糸好きにはたまらない、ありがたい行事です。

それにしてもこの糸選びには、性格がよく出る。品のいい人々は、少量の糸で満足し、手早く選んではやばや引き上げる。私のように超がつくほど欲張りな糸好きは、最後の最後まで粘ること納豆顔負け。各自に割り当てられた糸置き場から溢れんばかりの糸、糸、糸。あきれた先生が特大ダンボールを用意してくれました。おお、はずかしや〜、と言いつつ、しっかりもらいました。

糸を見ているだけで幸せ〜になれる、糸ふぇちな私。
いやいや、眺めているだけで満足してはいけないのだ。この糸をどう料理するか、これが問題なのだ。これから1年間、選んだ糸を上手く料理できるかな。



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もらった糸を一覧表にまとめる。計25種類、約18kg(!)。
セーター1枚350gとして、50枚以上できますがな〜。
似たような糸が多いのが素人の証拠〜でも、しやわせ♪



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狭きマイルームに並ぶ、糸。



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1コーンは、約1kg。足と並べると(おっと失礼〜)大きさ(太さもね〜苦笑)がわかるかな。

おーまいくらすめーつ

現在通っているのは、とっても小規模なニットデザインの専門学校。1年生9人、2年生10人の総勢19人。これで成り立つの?と、生徒のほうが心配になってしまうほど小ぢんまりした学校だ。

1年生9人の内訳は、女6人、男3人。10代が1人、20代が4人、30代が4人で、平均年齢26歳。年齢もバックグラウンドも系統(?)もちぐはぐの9人が頭を寄せて授業を受ける光景は、我ながらおかしくなってしまうほどコミカルだ。

2年生は、というと、年齢は20代〜40代とばらつきがあるものの、なんだかしっくりまとまっている(ように見える)。これは、1年同じ窓の下で勉強した結果なのか、はたまた最初からそうなのか。

いずれにしても、てんでバラバラの私たち1年生が「しっくりまとまる」ことは・・・う〜ん、今の段階では何年経ってもあり得ないと思われる。しかし、そのカレーうどんのような(???)チグハグさが何とも言えぬ「味」だったりするんだなあ。

この学校に入らなかったら、きっとあり得ない組み合わせ。そう考えると、どうしてなかなか貴重な体験しているなあ。

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