僅差は大差

fashion sketch

最新の編機では、ホールガーメントといい、完成した形でニットを編み立てることができる。つまり、前後身頃も袖も全てくっついた完成した状態で製品が編みあがるのだ。もちろん脇や袖のとじや肩はぎなんかも必要ない。とじはぎが必要ないというのは、とてつもない時間(=金)の節約だ。いろいろ制約もあるようで、どんな形でもできるというとこまではいっていないようだが、それにしてもなんとも画期的な機械である。

このホールガーメントを、年末にとあるショールームで見てきた。ずらっと並ぶマネキンが着るニットを、裾をひっくり返したり袖を上げたりしてみると、脇にも袖下にもとじはぎがない。なるほど、確かに。

最新の技術を駆使して作られたニットをぐるっと一通り見て強く感じたことは、ずばり、それらの製品が「無機質」なかんじがしたということ。脇や袖下のとじや肩のはぎなんて、洋服で言えば目立つ部分ではないのだが、それがないだけで薄っぺらく無機質な印象になるのだ。とじはぎがなければ、ゴロつくことがなく着心地もよいのだろうが、機能性とは裏腹に、製品からは「温かみ」が感じられない。最新の技術で作られたものを見ているのに、心は全く動かず、なんとも不思議なかんじがした。

学校には、ホールガーメントの機械こそないけれど、自動横編機と2種類の手動の編機がある。これらの機械を使うと、もちろんひとつひとつの編目は狂いなく同じ大きさに編みあがる。一方、手編みはいくら上手な人が編んでも、一目一目の大きさにどうしてもズレがでてくる。普通に考えたら、編目の大きさが均一のほうがよいのだから、機械がよいに決まっている。しかも、手編みに比べ編み立ての時間は段ちに短いときた。

しかし、なのだ。やっぱり機械編みのものには、手編みの「温もり」が絶対的に欠けているのだ。

手作りのものには、背後にいる作り手のストーリーを語る不思議な力がある。ニットも同様、手編みの作品は、編み手についていろんなことを語ってくれる。きつく編まれた作品を見ると、「ああ、几帳面な人なのかな」とか、逆に編み方が緩いと、「あら、のんびりしてるな〜」とか。

揃っていないこと。完璧でないこと。
そこから感じる作り手の温もり。

最新の技術をもってしても絶対にかなわない、手作りの魅力はそんなところにあるのかな。

もうどうにもとまらない

今週も「あ」っという間に金曜日。
ジタバタあがこうが、寝そべって鼻歌歌おうが、時は容赦なく過ぎてゆく。

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連日寝不足の原因のひとつは、先週から始めた編込み模様研究。いくらでもあるパターンから、これ!というのを決めるのは至難の技。こうでもない、ああでもない、うーうー!と散々編んで苦しんで。しかし、これが楽しくてしかたない。あっという間に時は過ぎ、気が付けば午前3時・・・おーのー!

新たに編んでみたのはジグザグボーダー。白、グレー、青、茶の4色で始めてみたけど、4色では飽き足らず、オレンジを追加。一見シンプルなこの編地。実は毛糸10玉がぶら下がっており、糸と格闘しながらやっとこさ編んでいるのだ。

うーん、4色だとクールすぎる気がしないでもないけど、やっぱりオレンジはなくてもいいかな〜・・・。

寝不足の夜はまだまだ続く。

マイ・ボーダー・デイズ

かぎ針の課題を終えないうちから、次の手編みの課題が始まってしまった。おーのー!

新たなるプロジェクトは「ボーダー柄の編込み模様」のプルオーバー。2色以上の糸を使って編込み模様をボーダー状に入れていけばよいのだが、さて、どうしたものか。漠然と頭にあるのは、「ノルディックな雰囲気」。とりあえずスワッチ作りに突入〜。


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まずは白とグレーの2色を6号の棒針で編み編み編み。ノルディックな雰囲気、出てるかな?6号だと編地がかなり厚くて、ぽってりした印象。「手編みらしい」と言えばそうだけど・・・。厚いセーターは東京には不向きかなぁ。


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そこで、4号針で4色に挑戦。編地が薄くなり、柄も細かくなった。しかし編む時間は倍増だ〜。そして当然ながら、色を増やすと配色に悩む。まぁ、適当〜にやればそれらしく見えるのも事実ですが。プルオーバーもいいけど(というか、課題だからそれ以外あり得ないんだが)、この柄で手袋つくったら絶対かわい〜よ!おお、こうやって、どんどん横道へそれてゆくのだ〜(「戸部編み編みクラブ」の皆さん、この冬は編込み手袋に挑戦しないかい?)


「ボーダー柄の編込み模様」と言えば、フェアアイル模様。その細かい柄と配色の美しさに、感嘆のため息。下の写真は、Shetland Museumのサイトで見つけた30年代のフェアアイルセーター。白黒のため配色はわからないけど、フレンチスリーブにちょっと変わった形の襟がとってもキュート。

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Bye bye mohair

It's a finished pineapple, yeh!

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Oh! Yomogi

夏休みは学校の設備は使えない。従って、必然的に機械を使わずにできる手編の課題をやることになる。現在宙ぶらりんの手編課題は、パイナップルストール、ベビーセット、ツインセットの3つ。まずはこのどれかを終わらすのが妥当なのは百も承知。なのに、なぜか新しいのにとりかかってしまう。しかも学校の課題外のものに。

そんなわけで、新しいプロジェクト、『よもぎ』。
最近かぎ針づいた勢いに乗って、かぎ針でショート丈のサマーセーターを作ることにした。

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こんな形にしようかな〜。まずはデザインと寸法を考える


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形を決めたら、2分の1で製図


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ゲージを取るために、スワッチを編む
10cm四方に何目何段あるか数える


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ゲージが取れたら、お役立ちグッズ「ゲージメジャー」の登場


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ゲージメジャーの目盛りに合わせて線を引く。某サイトでは、ゲージを入力するとそれに合わせて線が引かれたシートがダウンロードできるため、この作業はマニュアルでなくてもできるのだが、この線引きがなかなか楽しかったりもする。真っ直ぐの線を何本も引いているうちに集中力が高まって、頭もスッキリ、心穏やかに〜ヒーリング効果あり!?


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ゲージに合わせて線を引いたら、2分の1で引いたパターンから増目・減目を計算し、原寸で編み図を描く。ここまでくれば、あとは編むのみ!


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後ろ身頃にとりかかる


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サイズもちょうどよさそう

夏の逃避プロジェクトはまだまだ続く〜


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