れっとみーりんくゆー

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リンキングミシンを使って、セーターの身頃と襟の縫製に挑戦。はじめて使うこのミシン。ミシンと言えどもご覧の通り、一般的なミシンとは風貌がちと違う。

まずは歯が上向きについた長〜い櫛のような板に、裁断してロックミシンをかけた身頃をセット。次に、身頃に重ねて襟をセットする。櫛の歯一本一本に編目を一目一目入れていく、かなり細かい作業だ。身頃と襟を歯にセットできたら、ハンドルのついた円盤を自転車をこぐように手で回して縫製開始。ハンドルの回転に作動して櫛の板が前に進み、身頃と襟が縫製されていく。編目を歯に入れるのに散々手こずった準備に比べ、縫製はあっという間だった。

仕上がりは―100点!と言いたいとこだが、一目とばしてしまった目があったので、70点。はじめてにしてはまあまあかな。

ちまたで売られているニットはこんな風に縫製されてるのか、と、その作業の細かさと手間にまたしてもびっくり。私たち生徒がひーこら言いながらやったこの作業。熟練した職人さんは、サッとひと撫でするだけで編目をぴったり歯に入れるというのだからすごい。

学べば学ぶほど、店頭に並ぶニットを拝みたくなる今日この頃。

家庭機に軍配

ニット造形の日。

朝一番に手横で衿を作り、その後はひたすら家庭機と格闘。家庭で使うくらいだから朝飯前かな〜なんて憶測は一瞬にしてさようなら〜。頭をかきむしって「ムキーッ」というほど、初心者には難しい。

というのも、使い方の説明書らしきものが一切なく、とにかく先生から全てを口承と実演で学ぶから。今の時代にこんなのありかい?と生徒全員が疑問に思っているはずだが、そんなところでひっかかっていたら即遅れをとり、一生家庭機ちゃんとお友達になれなくなるだろう。

そんなわけで、皆必死で先生の言葉に耳をダンボにし、動作のひとつひとつに鬼気迫った表情で注目する。狭い教室で家庭機にびったりかじりつくこと5時間。「ジャージャージャー」という編機の音をバックに、あちこちで「う〜、う〜」といううなりごえや、「ぎゃっ」という叫び声が発せられる。

一日が終わる頃には皆げっそり。集中しすぎて気分が悪くなる人続出。軽い乗物酔いになったようにフラフラと帰途につく。

あいやいやい、なんてことに足をつっこんじまったんだー。
生徒全員が心の中で思ったに違いない。

今日の軍配は、家庭機に上がった。


※ニットには手編みと機械編みがあり、編機には家庭機、手横、自動制御の3種類がある。家庭機はその名の通り家庭で使用される。手横は手動の工業用編機で、今や工賃の高い日本では使われておらず、中国の一部で使われている。今日の日本で工業用に使われているのは、全自動で動く自動制御の編機がほとんどだ。

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心のある道

少し前からアート系のワークショップに週1回参加している。ワークショップといってもとてもこぢんまりとしたものだが、なかなか面白い。前回は、初めにカルロス・カスタネダの著書から「The Path with a Heart(心のある道)」という文章が紹介された。以下、抜粋。

〜〜〜
(A)sk yourself, and yourself alone, one question..."Does this path have a heart?" If it does, the path is good; if it doesn't, it is of no use.

Both paths lead nowhere; but one has a heart, the other doesn't. One makes for a joyful journey, as long as you follow it. The other will make you curse your life. One makes you strong; the other weakens you...

A path without a heart is never enjoyable. You have to work hard even to take it. On the other hand, a path with a heart is easy; it does not make you work at liking it...

自分に、そして自分だけに、こう訊ねてみるのだ。<中略>「この道には心(heart)があるだろうか」と。あるならば、その道は正しく、ないならば、それは無意味な道である。

どちらの道を進むにしても、その先にゴールがあるわけではない。一方には心があり、一方にはない、それだけの違いだ。前者を歩めば人生は楽しい旅となり、後者を追えば人生を恨むことになるだろう。前者は人を強くし、後者は弱くする。<中略>

心のない道を楽しむことは不可能である。そればかりか、心のない道は進むことさえ難しい。一方、心のある道は楽に進むことができる。それは、自然と好きになる道である。
〜〜〜

ワークショップも大詰めを迎え、作品をどう制作するかというところまできた。計画、スケジュール調整、時間・場所・材料等の確保、品質管理、実行等々、制作にあたり必要な要素について見てきたわけだが、そういうものを全てひっくるめた上で、一番大事なもの―それは、「Heart=心」なのではないか、ということだった。作品作りの源は、「心」にある。人の心をつかむのは、心なのだ。

ワークショップで紹介された引用文をもうひとつ。

"A person who works with his hands is a laborer. A person who works with his hands and his brain is a craftsman. A person who works with his hands, his brain and his heart is an artist. -Louis Nizer"
(手を使って働くのは労働者。手と脳を使って働くのは職人。手と脳と心を使って働くのは芸術家だ)

手と脳と心を使って働く。
心のある道を進む。

大きな大きな課題だ。

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れっつらソーイン!

縫製技術の授業で基礎縫いを練習した。本縫い、しつけ縫い、返し縫い、かがり縫い・・・一針一針縫いながら、そういえば小学校の家庭科の授業でこんなことしたっけなぁ〜、と、なんだか懐かしくなってしまった。

ノスタルジックになったのはいいけれど、慣れない作業を集中してやったもんだから、頭が痛くなり気分が悪くなってしまった。おお、情けなか〜。

小学生の頃、新学期が始まると、手縫いで雑巾を作り持っていった。最近のお母様方は裁縫なんてしない人も多いらしく、スーパーで雑巾が売っている。だが先生曰く、新しいタオル地は水を吸わない上、ミシン縫いは拭き心地がイマイチだとか。やはり雑巾は使い古したタオルを使って手縫いで作るのが一番のよう。

頭痛という情けない結果で終わったものの、久しぶりの手縫いは楽しく、ミシンではあり得ないちょっとゆがんだ縫い目に、妙な達成感と愛着を感じた。

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Student, again!

11年ぶりの入学式。
7年ぶりの通学定期。
8人の同級生。

2年間の学生生活が、今日スタートした。

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What melts my heart?

ドキュメンタリー映画「デブラ・ウィンガーを探して」で、若くして映画界を去った理由について訊かれたデブラ・ウィンガーが、こんなことを言っていた。

"I guess I've turned the word passion into whatever melts your heart. Whatever it is that keeps you soft and keeps you open. That's what you should be following. Show business just made me rough and hard"

(「情熱」とは、自分の心を溶かすもののこと。心をソフトにし、開かせるもの。そういうものを追うべきよ。ショウビズはその逆だった。心は荒れて、硬くなったわ)

心を溶かすもの。ソフトにし、開かせるもの。
なんだろな。

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2006年7月、ポルトガルにて。
心?完全に溶けてたなあ〜。

Nina Simone

格好いいシンガー、ナンバーワン。
あたいはあんたの虜さ。

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葉っぱちゃん、あんたも好きよ。

グッバイ小山

3月31日夕刻、無事引越し完了。なんとかなるだろう〜と、甘く見ていた引越し。こんなに大変なものだとは夢にも思わなかった。

3月30日、引越し前日の荷造り―
箱に詰めても詰めてもまだまだ出て来るモノ・物・もの〜!!あまりのモノの多さに、箱を見つめたまま放心状態の私。その横で、助っ人で来てくれた荷造り上手の友はチャッチャかチャッチャかと手際よく箱詰めしていく。次々と積まれていくダンボールの山を見て、ハァ〜っとタメ息をつく私。そんな私に脇目も振らずどんどん次の箱に取り掛かる友。一日を終え、完全に干からびて思考力ゼロの私に、超がつくほど美味しい味噌汁&お好み焼きを振舞ってくれた。おお友よ、君がいなかったら私は今頃まだ小山にいますよ!

3月31日、引越し当日―
これまた引越し慣れした(!?)友が手伝いに来てくれる。前日作ったダンボールの山を見て途方にくれる私を1キロぐらい後ろに置き去り、友はダンボールを移動し、棚やらベッドやらを次々と解体していく。あまりの手際よさに、ほぉ〜っと感嘆のタメ息をつき仁王立ちの私。そんな私を10キロ以上離して、手伝いに来てくれた両親と一緒にどんどん部屋を空にしていく友。おお友よ、君がいなかったら私は今頃隣の公園でホームレスしてますよ!

そんなこんなで皆に助けられ、無事引越し完了。2年半ぶりに実家に戻り、再び湘南ガールとなりました。

二人の友よ、ありがとう!

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2006年7月、バルセロナにて―
小山を離れることになろうとは想像だにしなかった頃。

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